日時 |
2025年10月10日(金) 19:00開演(18:15開場) |
---|---|
会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
全席指定 ※就学前のお子様の同伴?入場はできませんので、ご了承ください。 |
チケット取り扱い ? |
◆チケット:7月16日(水)販売開始 ヴォートル?チケットセンター チケットぴあ 《Pコード:303-644》 東京文化会館チケットサービス 東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ) ※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル?チケットセンター ※チケットご購入の際にかかる手数料など詳細は各店舗へお問合わせください。 |
東京藝術大学 学内申込フォーム |
【申込フォーム】 【対象】 |
主催 | 東京藝術大学音楽学部 東京藝術大学演奏藝術センター |
お問い合わせ |
東京藝術大学演奏藝術センター |
藝大フィルハーモニア管弦楽団 定期演奏会(藝大定期第430回)
ラヴェル生誕150年
藝大フィルハーモニア管弦楽団(藝大フィル)は1898年に創設された東京音楽学校オーケストラを前身とし、以来120年以上にわたり、偉大な先輩方から受け継がれた伝統を大切に守りながら、その責務を果たしてまいりました。
近年では、2017年の南米チリでの演奏に続き、2023年のアルゼンチン?コロン劇場での公演を実現し、国内外での活動を一層広げております。
また、東京藝術大学奏楽堂を拠点に、全国各地での演奏活動や、昨年はヴァイオリニスト ジェラール?プーレ氏との共演によるベートーヴェン《ヴァイオリン協奏曲》のCD制作など、多彩な取り組みにも力を注いでおります。
このように活動の幅が広がる中で、東京藝術大学に所属するプロフェッショナル?オーケストラとしての「藝大フィルの在り方」や「果たすべき役割」が、今まさに問われていると感じております。
モーリス?ラヴェル生誕150年という記念すべき節目に、彼の名作の数々を定期演奏会で取り上げることができ、大変光栄に思います。
今回演奏する作品は、彼の後期の傑作が中心であり、《ボレロ》《ピアノ協奏曲》は、彼が4ヶ月にわたるアメリカ演奏旅行の後に手がけた作品です。
特に《ドゥルシネア姫に心を寄せるドン?キホーテ》は、彼の最後の作品として、その円熟と内省が凝縮された一曲です。
ラヴェルの音楽は、クープランやサティ、シャブリエといったフランスの作曲家だけでなく、モーツァルト、グリーグ、さらにスペイン、アジア、アメリカなど、さまざまな音楽からの影響を色濃く受けており、私たちのイメージするフランス音楽や印象派の枠を超えた多層的で奥深い魅力を放っています。
私たち藝大フィルもまた、「温故知新」の精神のもと、伝統を学び、継承しながら、それを礎として新たな音楽表現に挑戦する姿勢を、このラヴェルの音楽からあらためて学んでおります。
この定期演奏会が、ご来場の皆さまにとって、ラヴェルの豊かな音楽世界と藝大フィルの色彩豊かな音色を存分にご堪能いただけるひとときとなりますことを、心より願っております。
そして、この演奏会を通して、私たち藝大フィルが歩もうとしている未来への思いを感じ取っていただければ幸いです。
▊曲目
ドゥルシネア姫に心を寄せるドン?キホーテ
Don Quichotte à Dulcinée
ピアノ協奏曲 ト長調
Concerto pour piano et orchestre en sol majeur
ツィガーヌ
Tzigane
組曲《マ?メール?ロワ》
Ma Mère l’Oye
ボレロ
Boléro
▊出演
指揮:山下 一史 バリトン:甲斐 栄次郎 ピアノ:野原 みどり ヴァイオリン:對馬 佳祐
管弦楽:藝大フィルハーモニア管弦楽団
▊プロフィール
◆指揮:山下 一史
Conductor:YAMASHITA Kazufumi
桐朋学園大学を卒業後、ベルリン芸術大学に留学、ニコライ?マルコ国際指揮者コンクール優勝。カラヤンが亡くなるまで彼のアシスタントを務める。その後ヘルシンボリ響首席